2022 年 6 月 15 日にサポートを終了することが決まっている「Internet Explorer」個人では最初に使うブラウザとして、会社では業務で使うメインブラウザとして、長く使ってきた方が多いでしょう。
すでに残り3ヶ月を切ってしまったわけですが、IEが無くなってしまうとどうなるのか、まとめてみました。
ブラウザの乗り換えや設定変更はお早めに…
Microsoft Edgeの利用
Microsoftが公式に推奨している後継ブラウザが「Microsoft Edge」になります。
このEdgeの中に「IEモード」という機能が実装されています。
これはいわゆる救済策で、使用するとIEでしか表示できないwebページをEdgeで閲覧することができます。
しかし、あくまでも「救済策」のため、IEでしかモードのサポートは「2029年1月9日まで」とされています。
サポート終了による影響
個人ユーザーへの影響としては「ブラウザの乗り換えが必要になる」点です。
すでにIE以外のブラウザを使っている方には影響が無いため、限定的なものになりそうです。
webサイトの管理者やHP作成を行う方への影響は「IE向けコンテンツの改修」です。
ほとんどのサイトがIEで表示することを基本に作成されているため、サポート終了後の「Edgeで開く」状態だと画面レイアウトが崩れたり、システムに不具合が生じる可能性があります。
また、会社などで独自HPを業務に利用する方(ナレッジ等)の場合は「システム管理者が変更する新サービスでの業務」が必要になります。
新サービスへの改修はすぐに完全なものに出来るとは限りません。必要な資料の保管場所が変わる、閲覧する資料がリンク切れで表示できない、等のトラブルが起きる可能性があります。
その際にすぐ管理者の方へ改修依頼を出せるよう、業務に影響のない時期から確認しておく必要があります。
Microsoft Edgeの「IEモード」について
あらかじめEdgeで設定をしておく必要があるので、設定手順をまとめます。
①Microsoft Edgeを起動 ⇛ ②右上の「…」をクリック ⇛ 「⚙設定」をクリック

④「≡設定」の中にある ⑤「既定のブラウザー」をクリック

⑥「Internet Explorerモードでサイトの再読み込みを許可」をオンに変更 ⇛ ⑦「再起動」ボタンをクリック(Edgeが再起動します)

関連ページ
Microsoft公式サイトをいくつか紹介しておきます。
Internet Explorer は Microsoft Edge へ – Windows 10 の Internet Explorer 11 デスクトップアプリは 2022 年 6 月 15 日にサポート終了
https://blogs.windows.com/japan/2021/05/19/the-future-of-internet-explorer-on-windows-10-is-in-microsoft-edge/
Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションのサポート終了 – 発表に関連する FAQ のアップデート
https://blogs.windows.com/japan/2022/02/21/internet-explorer-11-desktop-app-retirement-faq/
IE モードのよくあるご質問
https://jpdsi.github.io/blog/internet-explorer-microsoft-edge/ie-mode-faq/